今月、4月9日(水)に第1部完結巻となる第3巻が発売される「クーロンフィーユ」。これを記念して、作者・よしづきくみち先生にお話を伺いました。
3回に分けてお届けします。
「早く同人誌で彼等の人生の続きを描いてあげねば」
――「クーロンフィーユ」第1部完結、お疲れさまでした。今のお気持ちをお聞かせください。
よしづき先生(以下、よ) まず、正直な気持ちとしては、やはり不完全燃焼…もうちょっと別冊少年マガジンで描きたかった…というのが先にきてしまいますね。早く同人誌で彼等の人生の続きを描いてあげねば、という心境です。
――ノエミは、「人同士で感電した」体験がきっかけで生まれたキャラクターだとお聞きしました。他のキャラクターのアイデアはどのようにして生まれたのですか?
よ 寛造は、私自身がくせっ毛で子供の頃からかわれたりした体験から、あの髪の毛の発想が生まれています。寛造ほどいじめられるような事はなかったですが、自分ではどうする事も出来ない要素に湧く怒りのような感情はよく理解出来ます。ゆりえは、とにかく私が幼馴染萌え属性なので、ノエミと対照的な役割として登場させました。以前も言い及んでおりますが、彼女のデザインは過去作品から拝借してます。
――連載までの経緯についてお聞かせください。
よ 企画自体の原型は15年前には既にあって、読切原稿も一部制作始めていたのですが、その後、週刊少年マガジン編集部に何か一緒にやろうとお声掛け頂いたので、今考えてるものでこんな静電気少女の作品はどうかと持ち掛け、紆余曲折の末、晴れて別マガさんにて連載となりました。
(第2回に続く)
よしづきくみち(@tuchinokojita) 東京都出身。漫画家。1993年講談社「アフタヌーン四季賞」佳作受賞。現在は「グランドジャンプPREMIUM」(集英社・4月23日新装刊)での連載開始に向け準備中。「クーロンフィーユ」第3巻は、第1~3巻電子版と併せて4月9日刊行予定。http://www.tuchinoko.com/ |
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