君と僕のアシアト~タイムトラベル春日研究所~

「君と僕のアシアト~タイムトラベル春日研究所~」は、よしづきくみちによる漫画作品。作者にとって、いわゆる「原作付き」でない初のオリジナル連載作品である。

君と僕のアシアト~タイムトラベル春日研究所~
ジャンル 青年漫画
作者 よしづきくみち
出版社 集英社

連載誌


Ohスーパージャンプ

スーパージャンプ

グランドジャンプPREMIUM

レーベル

ジャンプコミックスデラックス

発表号





Ohスーパージャンプ
(2007年4月号 - 2010年7月号)

スーパージャンプ
(2010年18号 - 2011年21・22合併号)

グランドジャンプPREMIUM
(2011年Vol.1 - 2012年Vol.7)

発表期間

2007年3月 - 2012年6月

巻数 6巻

┃概要

『Ohスーパージャンプ』(集英社)2007年4月号に第1話、2007年9月号に第2話を掲載(以下「読み切り版」)。その後定期連載となり(以下「連載版」)、同誌にて2009年4月号から2010年7月号まで連載された。『スーパージャンプ』(同社)に移籍して、2010年18号から2011年21・22合併号まで連載。さらに同年12月、新創刊された『グランドジャンプPREMIUM』(同社)に移籍して、創刊号から2012年Vol.7まで連載された。連載版の話数カウントは「travel ○」。

よしづきは「タイムパラドックスの制限を受けない時間旅行は出来ないものかと考えたのがおおもとの発端でした」と語り[1]、また「夢の中の偶発的な体験は果たして人生上の有益な経験となり得るか」という疑問から脳内タイムトラベル構想を練り上げたと述べている[2]

略称は「キミボク」、「君アシ」など。よしづき自身は「アシアト」と呼ぶことが多い。

物語の舞台である春日市は、埼玉県春日部市をモデルにしているとされる。

┃作品名について

「君と僕のアシスト」と間違えられることが多く、一時はてなキーワードに「君と僕のアシスタント」と表記されていたこともあった[3]。これらの事態を憂慮したよしづきが「アシアト」を平仮名にするというアイデアを担当編集者に打診したが、「あ、もうISBNコードカタカナで取っちゃいました」と言われあえなく断念したというエピソードが残っている[3]

また、「君と俺のアシアト」と間違えられたこともあったといい、よしづきは「それならいっそ『お前と俺のアシアト』にしてえ!」と嘆いていた[4]

さらに2014年2月、集英社の出版物検索サイト「集英社BOOK NAVI」に「ボクトキミノアジト」という読みで登録されていたことが判明[5]。その後修正されたが、よしづきは「アジトまで跳んでいくとは」と驚いていた[6]

┃日本国外への展開

現在、イタリア語版である『Le nostre tracce nel tempo』、韓国語版である『너와 나의 발자취』が出版されている。

┃ストーリー

(有)タイムトラベル春日研究所の研究内容は、“脳内タイムトラベル”。

20年間かけてスキャンした市内の物理・物質・霊質構造を脳内に投影することで、特定の時空を再現するのだ。まともな人間には冗談のような研究。しかし、人生に迷った人間には、まさに奇跡。今日も迷った人間が研究所の扉を開く。

過去に置き忘れた、かけがえのない“何か”を探すために──。[7]

┃登場人物

  風見鶏 亜紀(かざみどり あき)

タイムトラベル春日研究所所長。才色兼備にして武道の達人。頭の中は研究と溺愛する妹のことで一杯。また、人を信じ易く、かつ信じ貫く。[8]

なお、第2話では「風見鳥」と表記されており、このことから「読み切り版は連載版の平行世界を舞台としているのではないか」という指摘もある。

  宮山 広規(みやま ひろき)

タイムトラベル春日研究所助手。愛する人を亡くした過去を持つ。[8]

┃スタッフ

 作者  よしづき くみち

 作画協力 

 長谷川 新、草薙 秀明、渡邊 耕平、金垣 洋(1巻 - 3巻)、河合 浩平(1巻 - 3巻)、鈴木 順也(2巻 - 3巻)、

 市村 功一(3巻 - 6巻)、Mitsutaka Sugimoto(4巻 - 6巻)、Taishi Akiyama(5巻)、

 Shinji Takaku(5巻 - 6巻)、Yoshiyuki Kato(6巻)

 

 かずといずみ

 編集

 Mitsunori Kawamoto(1巻)、増澤 吉和(1巻 - 4巻)、島崎 英次(2巻 - 6巻)、春日井 宏往(5巻 - 6巻)

┃単行本

┃関連商品

 ¦同人誌

  • あきいろ みずいろ

 ¦その他

  • あすとおんコースター

┃出典

┃外部リンク